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風のプレリュード Prelude for Winds

 演奏時間  約5分20秒  編成(*印はオプション)
 グレード  2+ Fl. 1* / 2*
Ob.*
Bsn.*
Cl. 1 / 2
Bs.Cl.*
A.Sax. 1 / 2*
T.Sax.*
B.Sax.*
Trp. 1 / 2*
Hr. 1 / 2*
Trb. 1 / 2*
Euph.
Tuba
S.B.*
Perc. 1 / 2* / 3*
【使用打楽器】
Timp.
S.C.
Hi-Hat
B.D.
Tri.
Glk.
 最小人数  9人〜
 楽譜  ブレーンミュージック
 楽譜サンプル  スコアPDF
 参考音源  YouTube
 CD  ブレーンミュージック
 主なソロ楽器  Cl. (soli)
 Trp最高音  1st: 実音C(記譜レ)五線内
 2nd: 実音A(記譜シ)

曲目解説

この作品は2022年、ブレーン・ミュージックの委嘱作品として作曲されました。

近年、世の中の様々な出来事で気分が暗くなってしまうことも多いですが、せめて楽器を演奏する時くらいは、日常生活を離れて、大好きな音楽の世界に没頭出来る、その様な作品を作りたいと作曲者が考え、そよ風の様なさわやかな曲想の作品が作曲されました。

どの楽器も音域的・技術的に演奏しやすく(例:Trp.1最高音が実音C(記譜レ)、Trp.2最高音が実音A(記譜シ)など)、かつ主旋律や対旋律など様々な音楽要素が含まれており、上級者から初心者まで無理なく演奏出来て、音楽そのものを楽しむことが出来ます。

少子化やバンドの小編成化を踏まえてオプション楽器が多く設定され、最小で9人から演奏することが出来ますが、オプション楽器を加えた10数人から30人前後で演奏すると、一人一人の負担が少なくなり、厚みのある、より安定したサウンドとなるでしょう。

打楽器パートは最小で1人から演奏することが出来、ティンパニの前にサスペンデッド・シンバルを置くと、同じマレットで1人で同時に2つの楽器を演奏することが出来ます。打楽器パートの人数が多い場合は、1つのパートを2人に振り分けるなど工夫して、それぞれが活躍出来る様に書かれてあります。


都賀城太郎先生による解説・選曲アドバイス(ブレーンミュージックHPより)

タイトル通り明るく透明感のあるサウンド、さわやかな風を思わせる軽妙な木管楽器の動きがとても印象的で魅力的です。

最低9人から演奏可能で、音楽する喜びをたっぷりと表現してほしいとは作曲者。打楽器は4パートで書かれていますが、ティンパニとサスペンダーシンバルを兼ねて演奏すれば、一人でも大丈夫です。

少人数でも演奏効果は充分で、コンサートのオープニングなどに最適だと思います。春に向かっていく中で取り上げてみたいですね。

(教えて都賀先生!【小編成 選曲編】Aより)