演奏時間 | 約8分00秒 | 編成(*印はオプション) | |
グレード | 4 |
Picc.* Fl. 1 / 2 Ob. 1* / 2* Bsn. 1* / 2* Es Cl.* Cl. 1 / 2 / 3 Bs.Cl. A.Sax. 1 / 2 T.Sax. B.Sax. Trp. 1 / 2 / 3 Hr. 1 / 2 / 3 / 4* Trb. 1 / 2 / 3* Euph. (divisi*) Tuba S.B.* Timp. Perc. 1 / 2 / 3 / 4* |
【使用打楽器】 Timpani S.D. Tom-Tom (3) Hi-Hat S.C. C.C. Tri. Wind Chime B.D. Tubular-Bells Glk. Xylo. Vib. Mrb. |
最小人数 | 24人〜 | ||
楽譜 | ブレーンミュージック | ||
楽譜サンプル | スコアPDF | ||
参考音源 | YouTube | ||
CD | ブレーンミュージック | ||
主なソロ楽器 | A.Sax | ||
Trp最高音 | 1st: 実音G(記譜ラ) 2nd: 実音E(記譜ファ#) 3rd: 実音C(記譜レ)五線内 |
「天空の神と巨人たち」は2015年、碧落アンサンブル(熊本県)第25回定期演奏会委嘱作品として作曲されました。委嘱団体の名前にある「碧落(へきらく)」には「青い空、大空、はるか遠い所」などといった意味があり、曲は「天空の神」として知られるギリシア神話の絶対神ゼウスの逸話を題材に作曲されました。
曲はゼウスの誕生から天空の神となるまでのエピソードを元に、以下の5つの楽章が切れ目なく演奏されます。委嘱団体の将来の発展を天空の神ゼウスの活躍になぞらえ、曲は描写的でドラマチックな音楽が展開されます。
【1楽章:天空の神】
神々しく輝かしい光を帯びてゼウスが誕生する。
【2楽章:クロノスの恐れ】
ゼウスの父クロノスは、自分の子供たちに世界の支配権を奪われるのを恐れ、生まれる度に子供たちを次々と飲み込んでいた。母親のレアは我が子を守るため、末の子ゼウスが生まれた際に産着で包んだ石をクロノスに飲ませ、ゼウスをクレタ島hへ逃がす。
【3楽章:ゼウスの成長】
クレタ島に逃れたゼウスはニンフと山羊の余るティアに育てられ、すくすくと成長を遂げる。
【4楽章:ティタノマキア】
成長したゼウスはクロノスに薬を飲ませ、これまで飲み込まれていた兄弟たちを吐き出させる。これにより、ゼウスとその兄弟たちによるオリンポスの神々と、クロノス率いる巨体のタイタン族(ティターン族)の神々の、全宇宙の支配権をかけた神々の戦い(ティタノマキア)が始まる。
【5楽章:ゼウスの勝利】
ゼウスの活躍でオリンポスの神々はタイタン族を滅ぼし、ゼウスは兄弟たちと宇宙の支配地を分け合う。天空の神となったゼウスは大空に羽ばたき、その強大な力で他の神々や人類を支配する絶対的な神へと発展を遂げる。