演奏時間 | 約6分50秒 | 編成(*印はオプション) | |
グレード | 3 |
Fl. Picc.* Ob.* Bsn.* Cl. 1 / 2 / 3* Bs.Cl.* A.Sax. 1 / 2* T.Sax.* B.Sax.* Trp. 1 / 2 / 3* Hr. 1 / 2* / 3* Trb. 1 / 2* / 3* Euph. Tuba S.B.* Perc. 1 / 2* / 3* |
【使用打楽器】 Timpani Hi-Hat Tom-Tom (3) S.C. Tri. Sleigh Bells B.D. Tam-Tam Glk. Xylo. Vib. Mrb. |
最小人数 | 11人〜 | ||
楽譜 | フォスターミュージック | ||
楽譜サンプル | スコアPDF | ||
参考音源 | YouTube | ||
CD | フォスターミュージック | ||
主なソロ楽器 | Fl. (or A.Sax) | ||
Trp最高音 | 1st: 実音B(記譜ド) →実音A (記譜シ)でも可 2nd: 実音D(記譜ミ) 3rd: 実音C(記譜レ) |
「夢幻の如くなり」(ゆめまぼろしのごとくなり)は2015年、名古屋市立伊勢山中学校吹奏楽部(愛知県)の委嘱で作曲され、同年、同校の第12回定期演奏会にて作曲者の指揮で初演されました。
委嘱団体の名古屋市立伊勢山中学校の近くには、1900年を超える超える長い歴史を持つ熱田神宮があり、かつて戦国時代、織田信長が桶狭間の戦いの前に、戦勝を祈願して(同時に兵の集結を待つために)立ち寄った神社の一つとして知られています。
出陣の際、信長は「人間五十年、下天(げてん)のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり」という、有名な「敦盛」の一節を謡い、わずかな兵を従えて、自陣に迫り来る巨大な今川義元軍に向けて出陣したと言われています。この作品では、当時まだ少数派の一大名に過ぎなかった織田軍が巨大勢力の今川軍に勇敢に立ち向かい、勝利する様子が描かれています。
この作品はオプション楽器が多く、最小で11人から演奏出来ますが、20〜40人程度の中〜大編成で演奏しても迫力のあるドラマチックな演奏が期待出来ます。
打楽器は少ない人数(最小1人)で演奏可能ですが、その場合はPerc.1を演奏しながら、Perc.2のB.D.パートをフットペダルを使用してドラムセットのB.D.を演奏すると、少ない人数でより演奏効果の高い演奏となるでしょう。