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3つのアメリカの風景 Three American Landscapes

 演奏時間  約8分00秒  編成(*印はオプション)
 グレード  3 Picc.*
Fl. 1 / 2
Ob.*
Bsn.*
Es Cl.*
Cl. 1 / 2 / 3*
Bs.Cl.*
A.Sax. 1 / 2*
T.Sax.
B.Sax.*
Trp. 1 / 2 / 3*
Hr. 1 / 2 / 3* / 4*
Trb. 1 / 2 / 3*
Euph.
Tuba
S.B.*
Timp.
Perc. 1 / 2* / 3*
【使用打楽器】
Timpani
S.D.
Hi-Hat
S.C.
C.C.
Tri.
Wind Chime
B.D.
Tubular-Bells
Glk.
Vib.
 最小人数  16人〜
 楽譜  フォスターミュージック
 楽譜サンプル  スコアPDF
 参考音源  YouTube
 CD  フォスターミュージック
 主なソロ楽器  特になし
 Trp最高音  1st: 実音B(記譜ド)
 2nd: 実音E(記譜ファ#)
 3rd: 実音H(記譜ド#)五線内

曲目解説

「3つのアメリカの風景」は19世紀アメリカの西部開拓時代の人々の様子を描いた作品で、2011年尚美アカデミーウインドオーケストラの委嘱作品として作曲・初演されました。

当時のアメリカはまだ現在の様に発展しておらず、開拓民たちが大自然の広がる未開の大地を開拓してはそこに住み着き、小さな集落で家族や近所の人々が共に力を合わせながら日々の生活を営んでいました。作曲者は、古き良きアメリカの、物がなくとも心豊かに過ごしていた当時の生活を想像しながら、以下の3つの楽章を作曲しました。

【1楽章:大草原と子供たち】
地平線の見える大自然の中で、子供たちが元気に遊ぶ様子が描かれています。

【2楽章:夕暮れの家】
一日を終え、家に戻ってきた家族が夕食で団らんしている様子が描かれています。

【3楽章:村の人々】
村の人々が四方から集まり、互いに協力しながら季節のイベントを準備しています。人々の明るく平和な生活を描きながら、曲は大団円を迎えて終了します。

最小で16人から演奏可能で、温もりと爽やかな感動を与える作品となっています。


武田邦彦先生による選曲アドバイス(フォスターミュージックHPより)

小編成用に書かれた曲で16人から演奏が可能となっています。個人的には2曲目の「夕暮れの家」が好きです。私の子供のころテレビで西部開拓時代を描いた番組がありました。この曲はそんな懐かしい番組の情景が目に浮かんできます。

作曲者の広瀬先生からカットの提案もありますので、様々なニーズに応えられるようになっているところが嬉しい限りですね。

(第一人者の選曲指南|コンクール自由曲ベストアルバム4 × 武田邦彦 編 より)


佐藤博先生による選曲アドバイス(フォスターミュージックHPより)

柔らかく優しいI、繊細で穏やかなII、落ち着きのある心地よいテンポのIII、の部分からなる一曲。温もりある音色で丁寧に音楽表現をしたいバンドにオススメ!

(第一人者の選曲指南|コンクール自由曲ベストアルバム4 × 佐藤博 編 より)


コンクールカット案

◆カット案A(7分以内)  カット前:約8分05秒 → カット後:約6分39秒

  1. 91小節目まで演奏し、100小節目に飛ぶ(92 - 99小節目をカット)→約30秒短縮
  2. 100 - 123小節目を演奏し、3楽章に飛ぶ(124 - 130小節目をカット)122 - 123小節目はcresc.→dim.に変更 →約32秒短縮
  3. 162小節目まで演奏し、187小節目に飛ぶ(163 - 186小節目をカット)→約24秒短縮

◆カット案B(7分以内)  カット前:約8分05秒 → カット後:約6分50秒

  1. 12小節目3拍目をフェルマータで伸ばし、17小節目に飛ぶ(12小節目4拍目 - 16小節目をカット)→約16秒短縮
  2. 91小節目まで演奏し、100小節目に飛ぶ(92 - 99小節目をカット)→約30秒短縮
  3. 162小節目まで演奏し、187小節目に飛ぶ(163 - 186小節目をカット)→約24秒短縮

楽譜の訂正

 場所  パート  訂正内容
 17小節目  全パート  テンポ:付点四分音符=「152」 → 「112」
 200小節目  Ob.  4拍目裏の音:「B(シb)」 → 「D(レ)」
 212小節目  Timp. /  B.D.  スコアとパート譜で音が異なる:スコアが正しい音(パート譜を修正)