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ノーマン・ロックウェル組曲 Norman Rockwell Suite

 演奏時間  約8分00秒  編成(*印はオプション)
 グレード  4 Picc.*
Fl. 1 / 2
Ob. 1* / 2*
E.H.*
Bsn. 1* / 2*
Es Cl.*
Cl. 1 / 2 / 3
A.Cl.*
Bs.Cl.
C.B.Cl.*
A.Sax. 1 / 2
T.Sax.
B.Sax.
Trp. 1 div / 2 / 3
Hr. 1 / 2 / 3 / 4*
Trb. 1 / 2 / 3
Euph. 1 / 2*
Tuba
S.B.*
Timp.
Perc. 1* / 2 / 3 / 4*
【使用打楽器】
Timpani
S.D.
S.C.
C.C.
Tri.
Sleigh Bells
B.D.
Tubular-Bells
Glk.
Xylo.
Vib.
 最小人数  25人〜
 楽譜  デ・ハスケ
 楽譜サンプル  スコアPDF (1ページ目)
 参考音源  YouTube
 CD  デ・ハスケ
 主なソロ楽器  Fl. / Cl. / Bsn.
 Trp最高音  1st: 実音High B(記譜ド)
 2nd: 実音F(記譜ソ)
 3rd: 実音C(記譜レ)五線内

曲目解説

「ノーマン・ロックウェル組曲」は、アメリカの有名な画家、ノーマン・ロックウェル (1894-1978) の代表的な3つの絵画を元に作曲されました。

大衆誌「サタデー・イブニング・ポスト」の表紙イラストレーターとして広く知られたロックウェルは、20世紀初頭のアメリカ庶民の日常生活をテーマに、ユーモラスで心温まる作品を数多く残し、その作品は世界中で多くの人々に親しまれてきました。アメリカ、ボストンを拠点とするメトロポリタン・ウインド・シンフォニーの委嘱を受け、同地にゆかりのあるロックウェルを題材に、2005年に作曲。同年、同楽団によって初演されました。

曲は以下の3つの楽章から成っています。

【第1楽章】婚姻届(1955)
街の市役所で、新婚カップルが婚姻届にサインする様子を描いた作品。8分の6拍子のワルツで、期待に胸を膨らませながらサインをする初々しい情景が、希望と喜びに満ちた音楽で描かれています。

【第2楽章】シャッフルトンのバーバーショップ(1950)
閉店後の街の小さな理容店で、壮年の音楽愛好家たちが楽器を奏でる様子を描いた作品。仕事を終えた一日の終わりに、音楽仲間が集まりささやかな楽しみに興じる様子が、心温まる音楽によって描かれています。

【第3楽章】クリスマス・ホームカミング(1948)
クリスマスに帰省したロックウェルの長男が、家族や親戚一同に温かく迎えられる様子を描いた作品。汽車の中で、次第に近づく故郷に胸を弾ませる息子と、再会の瞬間を楽しみに、迎える準備に忙しい家族たち。エンディングで両者が遂に再会を果たし、歓喜の中で曲を締めくくります。


楽譜の訂正

 場所  パート  訂正内容
 193小節目3拍目  Glk.
 Hrp.
 Glk.:E(ミ)→ Es(ミb)(Picc./Ob.と同様)
 Hrp.:Fes(ファb)→ Es(ミb)( 〃 )
 260小節目3, 4拍目  A.Cl. /  Bs.Cl.  3拍目から4拍目にスラーを追加(B.Sax., Euph.などと同様)